風難除けの神を祀る、 神話と自然が息づく高千穂の聖地「鉾神社(ほこじんじゃ)」をご紹介いたします。
宮崎県高千穂町上岩戸の静かな山あいに佇む「鉾神社( ほこじんじゃ)」は、古代からの信仰が息づく、 由緒ある神社です。 神々が宿るとされる祖母山を中心とした霊域「祖母岳八方八社」 の一社として数えられ、 今なお地域の人々に厚く信仰されています。
ご祭神とご利益
鉾神社に祀られているのは、
日子穂穂出見命(ヒコホホデミノミコト): 山幸彦としても知られ、農業・漁業の守護神、 縁結びや安産のご利益があります。
豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト):海神の娘で、 母性と命の恵みを象徴する女神。安産や子授け、 縁結びの神として親しまれています。
菅原道真公(スガワラノミチザネコウ): 学問の神様として全国に知られ、合格祈願・ 学業成就のご利益があります。
このように、家庭円満・安産・学業成就・豊作祈願など、 さまざまな祈願に応えてくれる神社です。
また、神武天皇が東征の際、 台風に遭遇した際に豊玉姫命が現れて救出したという伝承から、 風難除けの神様としても信仰されています。
それと、鉾神社から見る秋の雲海は神秘的です。
観光地の賑わいから少し離れた場所にある静寂な“隠れた名所”。 自然と神々の力を感じる特別なひとときを、 鉾神社でぜひお過ごしください。